本資料は、CSL社が 2026年 8 月 18日(現地時間)にオーストラリアで発表したプレスリリースの日本語抄訳です。本資料の正式言語は英語であり、その内容および 解釈については英語が優先します。本資料(英文)については、原文掲載:https://www.csl.comをご覧ください。
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CSL Limited(オーストラリア証券取引所:CSL、米国店頭市場:CSLLY)は本日(2026年8月18日)、2026年6月30日を期末とする2026年度(FY26)の通期業績を発表しました。
FY26の基礎ベースNPATA(償却等調整後当期純利益)は31億米ドルとなり、前年同期比2%減となりました。事業再編に伴う一時費用および資産減損の影響により、報告ベースの当期純損失は26億米ドルとなりました。一方、営業活動によるキャッシュフローは35億米ドルを計上し、引き続き堅調な資金創出力を維持しました。
CSLの暫定CEO兼マネージングディレクターであるゴードン・ネイラーは、次のように述べています。
「FY26は、CSLにとって将来の持続的成長に向けた基盤を再構築する一年となりました。私たちは果断な施策を実行し、持続可能な成長軌道への明確な道筋を描いています。
血漿市場のファンダメンタルズ(市場環境)と需要は引き続き堅調であり、アナエブリ®やHEMGENIX®をはじめとする新たな治療選択肢も着実に成長しています。
また、変革プログラムの推進を通じて事業運営の効率化と組織の簡素化を着実に進めるとともに、将来の売上成長に向けて商業面の強化および開発プログラムへの投資を継続しています。」
変革プログラムの進展
CSLは12カ月前に開始した変革プログラムを着実に推進しており、FY26末時点で約1億7,600万米ドルのコスト削減を実現しました。これは当初計画を上回る成果です。
固定的なインフラコストの削減に加え、CSL ベーリングとCSL Viforのコマーシャル機能およびメディカルアフェアーズ機能の統合を進めたことで、重複業務の解消と組織運営の効率化を実現しました。
FY26における税引前の一時的な事業再編費用は7億9,900万米ドルでした。
また、CSLは血液凝固機能の回復を目的とした新たな治療法の開発に向け、オランダのバイオテクノロジー企業VarmXとの戦略的提携契約を締結しました。
さらに、CSLはHorizon 2収率向上プログラムを含む米国での血漿製造能力拡充に向けて、総額約15億米ドルの投資を行う方針を公表しました。米国食品医薬品局(FDA)および欧州医薬品庁(EMA)との協議を踏まえ、Horizon 2の規制当局承認取得を支える臨床エビデンスの構築を進めていきます。
資産減損
CSLはFY26下期において55億米ドルの税引前減損損失を計上しました。その結果、FY26通期の税引前減損損失は71億米ドルとなりました。
これらの減損は主に、事業見通しの悪化、後発医薬品の市場参入時期、規制動向、市場環境、および施設稼働率に関する前提の変更に関連するものです。
事業別業績
CSL ベーリング
売上高は114億米ドルとなり、前年同期比1%減となりました。
免疫グロブリン(Ig)製品の売上高は62億米ドルと前年並み4でした。これは、米国市場におけるIg流通在庫の適正化、メディケア・パートDの変更、および前年度の入札案件失注による影響を反映したものです。
アルブミン製品の売上高は11億米ドルとなり、中国における政府の医療費抑制策の導入を受け、前年同期比17%減4となりました。
血友病領域の売上高は15億米ドルで、前年同期比1%減4となりました。HEMGENIX®は25%増4、イデルビオン®は1%増4と堅調に推移したものの、既存の第VIII因子(FVIII)製品群の売上減少により一部相殺されました。
遺伝性血管性浮腫(HAE)領域では、アナエブリ®が上市後初めて通年販売となったFY26において、2億4,000万米ドルの売上を計上しました。
ケイセントラ®の売上高は、米国市場における価格圧力の影響により、前年同期比17%減4となりました。
CSL Vifor
総売上高は24億米ドルとなり、3%増加しました4。業績は緩やかな伸びにとどまりました。腎疾患領域の成長が寄与した一方、ジェネリック医薬品との競争により鉄剤が減少したほか、TDAPA期間の終了が近づくVELPHORO®の売上が下期に減少したことが影響しました。
CSL Seqirus
売上高は20億米ドルとなり、前年同期比8%減4となりました。
これは主として、前年同期に計上された鳥インフルエンザ流行に関連する一時的な売上の反動によるものです。
世界の季節性インフルエンザワクチンの売上高は、米国における予防接種率の低下にもかかわらず、前年同期比4%4増となりました。CSL Seqirusは、世界の主要インフルエンザワクチンメーカーの中で唯一、季節性インフルエンザワクチン売上の前年比成長を達成しました。
また、主要顧客セグメントおよび重要市場において引き続き高い実績を維持しました。
FLUAD®の売上高は9億6,800万米ドルとなり、ドイツおよびフランスでの上市効果を背景に前年同期比5%増4となりました。
FLUCELVAX®の売上高は5億300万米ドルとなり、米国小児市場での拡大により前年同期比5%増4となりました。
財務状況
CSLの財務基盤は引き続き堅固であり、純資産は163億米ドル、レバレッジ比率11は1.8倍となりました。
FY26においては、総額10億豪ドルの自己株式取得プログラムを完了しました。
FY27業績見通し9(FY26為替レートベース)
CSLはFY27において、売上高は前年度並みを見込んでおり、基礎ベース当期純利益(Underlying NPAT)は約5%の成長を予想しています4。
CSL ベーリングは1桁台半ばの売上成長を見込んでおり、免疫グロブリン製品については市場成長に沿った1桁台半ばから後半の成長を予想しています。
また、血漿採取効率の向上と製造生産性の改善に引き続き注力していきます。
CSL Seqirusは1桁台前半の売上成長を見込んでいます。米国におけるワクチン接種率は引き続き低下すると想定されるものの、その低下ペースは直近シーズンと比べて緩やかになる見通しです。
CSL Viforは、鉄剤製品における後発医薬品との競争、VELPHORO®のTDAPA適用期間終了、ならびにTAVNEOS®の販売承認取り消しの影響を受け、売上高が約25%減少する見込みです。
- CSLの株主に帰属するもの.
- 報告通貨ベース.
- 特に記載のない限り、すべての金額は米ドルで表示しています。
- 恒常為替レート(CC)は、為替レート変動の影響を除外することで、事業業績の比較を容易にするものです。詳細については、CSLの2026年6月期財務諸表(Directors Report)をご参照ください。
- 基礎利益ベースの業績は、取得した知的財産(IP)の償却費、および一時的な事業再編・減損費用、事業の買収・売却に関連するものを含む重要な非経常項目を除外するよう調整しています。
- 基礎利益ベースのNPATAは、取得した知的財産(IP)の償却費、および一時的な事業再編・減損費用、事業の買収・売却に関連するものを含む重要な非経常項目を除く前の法定税引後純損益を示しています。
- リストラクチャリングおよび減損費用の総額79億2,300万米ドルから、減損費用70億7,900万米ドルを差し引いた金額を示しています。
- オーストラリアに登録住所を有する株主には、1株当たり1.62米ドル(約2.29豪ドル)の期末配当を2026年10月2日に支払う予定です。ニュージーランドに登録住所を有する株主には、1株当たり1.62米ドル(約2.90ニュージーランドドル)の期末配当を2026年10月2日に支払う予定です。その他の株主には米ドルで支払われます。
- 実際の業績が予想と大きく異なる要因として、規制変更、研究開発の成否、市場環境、競争状況、製造上の問題、金利・為替変動などが挙げられます。
- 基礎利益ベースのNPAT/NPAT(損失)は、一時的なリストラクチャリングおよび減損費用を除く前の法定税引後純損益を示しています。
- 純有利子負債/EBITDA比率(2026年6月30日までの直近12か月ベース)。リストラクチャリングおよび減損費用の影響を除く。
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お問い合わせ先
CSLベーリング株式会社 コーポレート コミュニケーション
TEL:03-4213-0183


