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CSL創立100周年記念事業のお知らせ

CSLベーリングの親会社であり、オーストラリアを本拠とするCSLは、生命を脅かす疾患に苦しむ人々が充実した生活を送れるよう革新的な製剤の創出に取り組み、本日、創立100周年を迎えました。

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Japan — 2016.04.25

CSL's 100th Anniversary 

報道関係 各位

CSLベーリング株式会社

CSL創立100周年記念事業のお知らせ
~救命に寄与する生物学的製剤の創出に取り組み一世紀~


創立100周年記念事業
  • 樹木100本を米国バレーフォージ国立歴史公園に寄贈
  • 2,500万ドルのR&Dフェローシップを設立

CSLベーリングの親会社であり、オーストラリアを本拠とするCSLは、生命を脅かす疾患に苦しむ人々が充実した生活を送れるよう革新的な製剤の創出に取り組み、本日、創立100周年を迎えました。

創立100周年を記念し、CSLベーリング本社所在地(米国ペンシルベニア州キング・オブ・プルシア)近隣のバレーフォージ国立歴史公園に樹木100本を寄贈するとともに、社員がボランティアとして、その植樹に携わりました。また、製剤開発のアーリーステージやトランスレーショナルリサーチを対象とする2,500万ドルのR&Dフェローシップを設立しました。

1916年にオーストラリア政府は、自国民向けの重要医薬品の供給を確保するため、CSLベーリングの親会社となる連邦血清研究所(Commonwealth Serum Laboratories:CSL)をメルボルンに設立しました。以来、CSLはその専門領域に特化した研究開発、高い製造技術、事業運営体制の強みを活かし、生物学的製剤のグローバルリーダーへと成長してまいりました。
「1916年の創設以来、さまざまな変化がありましたが、ただひとつ変わらないことがあります。それは、私たちが常に重きを置いているのは患者さまだということです。CSLは〝革新的な生物学的製剤を必要とする人々の健康を守る″という自らの約束を原動力に、熱意を持ち責任感ある企業という評価を長い年月をかけて築き上げてきました。いま、私どもCSLとその社員、そしてCSLの製剤を使用されている患者さまに、これまでにないほど明るい未来への展望が開けています。」と、CSLのCEO兼マネジングダイレクターのポール・ペローは述べています

現在CSLは、60カ国以上で救命につながる生物学的製剤を提供しています。今後も、血友病治療用の遺伝子組み換え製剤、急性冠動脈症候群における心発作の再発を予防する化合物、そして新しいインフルエンザワクチンなど、期待される革新的製剤の展開をすすめていきます。日本においては、血友病B治療用の半減期延長型遺伝子組換え血液凝固第IX因子アルブミン融合製剤(rIX-FP)が現在承認審査中です。

CSLは世界30カ国以上に1万6,000人の社員を擁し、3つの大陸に8つの製造拠点、オーストラリアのメルボルンにはグローバルに展開する研究開発活動のハブとなる拠点を置いています。また、米国全土に130以上の血液採集センターを持つ血漿採集ネットワークは世界最大規模です。

このたび、100周年記念事業として設けられた製剤開発のアーリーステージやトランスレーショナルリサーチを対象とする2,500万ドルのR&Dフェローシップは、オーストラリアの学術機関でのキャリアや医学研究を志す、優れた研究者にとって役立つ奨励金制度となると思われます。今後10年間にわたり、毎年2名に5年間の奨学金を授与いたします。

CSLのインフルエンザワクチンは、第一次世界大戦中にスペイン風邪からオーストラリア国民を守ることに始まりました。2015年8月に取得したノバルティス社のインフルエンザワクチン事業をbioCSLと統合し、アメリカ、イギリス、オーストラリアに主要な製造工場を持ち、20カ国で製品を販売するインフルエンザワクチン事業会社「セキーラス(Seqirus)」となりました。セキーラスは独自の製品群を持ち、パンデミックとプレパンデミックの領域にも有効な製品を揃え、40億ドル規模のグローバルインフルエンザワクチン業界において第2位の企業です。


【CSL (CSL Limited) について】
1916年にオーストラリア政府機関、連邦血清研究所(Commonwealth Serum Laboratories:CSL)としてメルボルンに設立された生物学的製剤専門のグローバル企業。傘下に血漿分画製剤を主軸とするCSLベーリング、インフルエンザワクチンを主軸とするSeqirusを擁する。2016年4月25日で創立100周年。

【CSLベーリング (CSL Behring LLC) について】
CSLベーリングは、血漿分画製剤の研究開発、製造、販売におけるグローバル企業(本社:アメリカ)。希少疾患や重篤な疾患を有する人々の生命を救い、生活の質(QOL)の向上に寄与する血漿分画製剤や遺伝子組換え製剤を世界的に製造、販売。CSL ベーリングの製剤は、血友病やフォン・ヴィルブランド病を含む血液凝固障害、原発性免疫不全症および遺伝性呼吸器疾患などの治療、また、心臓手術、臓器移植、火傷の治療や、新生児の溶血性疾患の予防にも用いられる。CSL ベーリングは世界最大級の血漿採集ネットワーク、CSL Plasmaを運営し、安全な原料血漿の安定的な確保に努める。CSL ベーリングは、メルボルン(オーストラリア)に本拠を置く生物学的製剤を専門とするCSL Limitedのグループ会社。
http://www.cslbehring.com

【CSLベーリング株式会社(日本法人)について】
血漿分画製剤のグローバル企業、CSLベーリング(本社:アメリカ)の日本法人(本社:東京都江東区、代表取締役社長:ジャン・マルク モランジュ)。日本における主要領域は救命救急製剤、創傷治癒製剤、及び免疫グロブリン製剤。世界標準の安全性を備えた革新性の高い製剤を安定的に供給し、日本の医療に貢献してまいります。
http://www.cslbehring.co.jp

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お問い合わせ先

CSLベーリング株式会社
コーポレート コミュニケーション
電話:03-3534-5735 Fax:03-3534-5864