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上半期の利益は16億2,000万ドルを達成1、2 免疫グロブリンが大きく成長

CSL Viforも順調に推移

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CSLは、会計年度2023年上半期において、税引後純利益が16億2,000万ドル2(恒常為替レート(CC)換算3で増減なし)を達成しました。当期の業績には、Vifor Pharmaの買収に伴う一回限りの費用が含まれています。実質的な利益(CSL株主に帰属するNPATA4)は18億2,000万ドル2であり、CCレート換算で10%増加3しました。売上は、CCレート換算3で25%増加しました。

免疫グロブリンおよびアルブミンにおける力強い売上増
過去最高レベルの血漿収集量
血友病B市場をリードするIDELVION®および主なスペシャルティ医薬品であるKCENTRA®における力強い成長
インフルエンザワクチン事業であるCSL Seqirusの好調な業績
開発後期段階の自己増幅型mRNAワクチン技術に関するライセンス契約
Vifor買収の成功裏での完了
o 最大15%の売上増5
o 統合プロセス及びコストシナジーが順調に推移
血友病Bに対する世界初の遺伝子治療薬としてHEMGENIX®がFDAの承認を取得
NPATA4は1株当たり3.77ドル
中間配当6は、1株当たり1.07米ドル
o オーストラリアドル換算の中間配当は、1株当たり約1.55オーストラリアドル(9%増)
従来のガイダンスを据え置く - 会計年度2023年のNPATA2、4は、CCレート換算3でほぼ27億ドル~28億ドル3の範囲内となる見込み

CSL Limited(オーストラリア証券取引所:CSL、米国店頭市場:CSLLY)は本日、2022年12月31日を期末とする6か月間の税引後純利益が、恒常為替(CC)レート換算で16億2,000万ドル2であったと発表しました。
実質的な利益(NPATA4)は、CCレート換算で10%増の18億2,000万ドル2となりました。

CSLでCEO兼マネージングディレクターを務めるポール・ペローは、以下のように述べています。「CSLは、本上半期において力強い業績を達成し、弊社の基盤ビジネスが堅調であり、患者志向に焦点を当てた企業戦略を規律を持って実行する姿勢を示すことができました」

「弊社では、コロナ禍の期間を通じて、各ビジネスユニットにおける投資対象を絞り込むことで企業のレジリエンスを強化してきましたが、新型コロナの大流行が収束しつつある現在、弊社のサステナブルな成長アジェンダに基づき前向きなモメンタムを生み出しつつあります」
 
「弊社最大の製品分野である免疫グロブリンについては、血漿供給量の大幅な拡大ならびに業界をリードする免疫グロブリン製品に対する患者需要の増加に伴い、売上高は19%増3と大きく躍進しました。

血漿供給量の増加は同時に、アルブミンの売上高が11%3増とけん引しました。

さらに当期においては、血漿収集量も36%増と大きく上昇しました。この血漿収集量の大幅な増加は、今後における血漿分画製剤の製造能力を支える土台であり、患者さんの治療にとって朗報だと言えます。

業界をリードする遺伝子組み換え血友病B治療薬であるIDELVION®は、優れた臨床プロファイルが患者需要と市場シェアを押し上げ、売上高が22%3増加しました。また、周術期出血治療薬であるKCENTRA®は、病院需要がコロナ前の水準に回復したことを受けて、売上高が8%3増加しました。

さらに、インフルエンザワクチン事業であるCSL Seqirusも、売上高が9%増3と好調な業績を達成しました。この売上増は、ワクチン接種率が低下する環境において達成されたものです。この業績は、CSL Seqirusの戦略ならびに競合製品との差異化に基づく高付加価値の製品ポートフォリオの強みを証明するものです。

弊社は当期において、Vifor Pharmaの買収を完了し、CSL Viforは上半期において5か月分の売上に貢献しました。私は、CSL Viforが今度もCSLの株主に追加の価値を提供し、CSLの持続的な成長に貢献すると確信しています。

弊社はさらに、血友病Bの一部の成人患者に投与できる、世界初かつ現時点で唯一の遺伝子治療薬であるHEMGENIX®につき、FDAの承認を得ることができました。これは、弊社の従業員および患者さんにとって非常に喜ばしいニュースだと言えます」

業績

CSL Behring

  • 免疫グロブリン    19%3 増加
  • アルブミン            11%3 増加
  • IDELVION®           22%3 増加
  • KCENTRA®          8%3 増加
  • 血漿収集量            36% 増加

     

    CSL Seqirus

  • 季節性インフルエンザワクチン 9%3 増加
  • FLUAD®につき、予防接種の実施に関する諮問委員会が65才以上の成人に対して優先的に推奨される季節性インフルエンザワクチンであると決定し、米疾病予防管理センターがこれを承認
  • ホーリースプリングス(Holly Springsおよびリバプール(Liverpoolで充填・最終容量拡張プロジェクトが完了
  • メルボルンでの8億豪ドルを投じた新しい細胞培養施設の建設作業は予定を大幅に上回る早さで進行

     

    CSL Vifor

  • Vifor Pharma Ltdの買収を202289日に完了
  • 腎疾患および鉄欠乏症分野に焦点を当てた魅力的な製品ポートフォリオ全体にわたり、CSLの業界リーダーシップを強化
  • 最大15%の売上増5
  • 業務統合が大きく進展し、コスト相乗効果も順調に推移している

イノベーションおよび開発

  • HEMGENIX®は、血友病B患者に対する世界初の遺伝子治療として米国FDAに承認され、欧州でもCHMP(欧州医薬品委員会)により承認が推奨された
  • ドイツ・マールブルクに、新たな業界最高水準のR&Dセンターを開設
  • CSL 112ApoA-1)に対する第III相試験につき、最後の患者を登録
  • 開発後期段階の自己増幅型mRNAワクチン技術に対するライセンス契約
  • アジュバント細胞培養インフルエンザワクチン(aQIVc)は、第III相試験に向けて順調に推移
  • 改良された血栓溶解薬候補に対するライセンス契約
  • CSLの新しいグローバル本社に設置される新たなスタートアップ・インキュベーターに対する監督、管理業務をCicada Innovationsに委託

    人材と企業文化

    • 新たなCEO兼マネージングディレクターとしてポール・マッケンジーの就任を発表(202336日に着任)。

    効率性

    • 新たに8カ所の血漿収集センターを開設
    • 新たな血漿交換機器であるRIKAの導入を開始
    • 引き続き、血漿ドナーにおけるテクノロジーの導入を継続
    • ブロードメドーズ(Broadmeadowsおよびマールブルク(Marburg施設における血漿分画拠点の容量拡張が完了し、承認を取得
    • 収率向上イニシアチブへの継続的投資

     

    サステナビリティ

    • CO2排出量の削減目標を策定:
      • 2030年までに、スコープ1および2の排出量の絶対値につき、会計年度20192021年度における年間平均排出量と比較して40%削減することを目標とする
      • スコープ3の排出において67%を占めるサプライヤーに対し、科学的知見に基づく目標イニシアチブに基づき、2030年までにスコープ1および2の削減目標を設定するように促す
    • 新たに開設したグローバル本社は、オーストラリア・グリーンビルディング評議会から5つ星の評価を取得
    • マールブルク施設では、調達電力の100%再生可能エネルギー化を達成

    見通し2022年度為替レートに基づく)

    • CEOのポール・ペローは、CSLの今後の業績見通しにつき、以下のように述べました:「私は、コロナ禍を通じて直面した様々な課題への弊社の対応や、引き続き患者志向に焦点を当てた企業戦略を実行できたことを誇りに思っています。
    • 血漿収集量の大きな伸びや、免疫グロブリン製品における売上増は、今後も引き続き継続すると予想されます。
    • HEMGENIX®は、人々の人生を一変しうる、非常に刺激的かつ画期的な新しい治療薬であり、米国での上市を楽しみにしています。弊社の他のR&Dパイプラインも非常に順調に推移しており、患者さんに対してさらに多くの革新的な治療薬を提供できることを楽しみにしています。
    • Seqirusは引き続き優れた業績を残しており、今年度も通年での利益を予想しています。ただし、この市場は季節性を持つため、下半期には損失を計上すると予想しています。
    • CSL Viforとの統合プロセスは大きく進展しており、今後は、オーガニック・グロースならびに製品ポートフォリオにおける効率性向上に焦点を当てて、シナジーに関する目標達成を目指します。
    • 会計年度2023年におけるCSLの実質的な利益(NPATA4)については、ガイドラインを据え置き、恒常為替ベースでおよそ27億~28億ドルの範囲に収まると予想されます。
    • 会計年度2023年における弊社の財務予測を作成するにあたり、ガイダンスに大きな影響を及ぼしうるいくつかの主要な変数を特定し、これらについては脚注に記載しました7

    追加情報

    CSLの決算内容に関する詳細は、当社の4Dステートメント、投資家向けプレゼンテーションスライド、ウェブキャストをご覧ください。これらすべては当社のウェブサイト(www.csl.com)に掲載されています。医療用語の用語集も同サイトでご覧いただけます。

     

    詳細については、以下にお問い合わせください:

    投資家:

     

    メディア:

    バーナード・ロンチ

    Bernard Ronchi

    スティーブン・マッキオン

    Stephen McKeon

    ジミー・ベイカー

    Jimmy Baker

    IR担当ディレクター

    IR担当ディレクター

    コミュニケーション

    CSL Limited

    CSL Limited

    CSL Limited

    電話:+61 3 9389 3470

    電話:+61 402 231 696

    電話:+61 450 909 211

    電子メール:bernard.ronchi@csl.com.au

    電子メール:stephen.mckeon@csl.com.au

    電子メール:jimmy.baker@csl.com.au

    グループ業績


    12月を期末とする半期決算

    (単位:100万米ドル)

    2021
    12

    報告値

    2022
    12

    報告値

    2022
    12

    恒常為替

    レート換算23

    変化

    %

    売上高

    5,808

    6,943

    7,325

    26%

    その他の収入

    233

    241

    250

    7%

    総収入

    6,041

    7,184

    7,575

    25%

    支払利息・税金・減価償却・償却控除前利益(EBITDA

    2,479

    2,516

    2,690

    9%

    減価償却費/償却費/減損

    (264)

    (293)

    (301)

     

    買収に伴うその他の調整

    17

    184

    190

     

    支払利息・税引前利益(EBIT8

    2,231

    2,407

    2,579

    16%

    純金利費用

    (70)

    (171)

    (167)

     

    税金費用8

    (384)

    (359)

    (398)

     

    NPATA4

    1,777

    1,877

    2,014

    13%

    買収した無形資産の償却

    0

    (88)

    (96)

     

    買収に伴うその他の調整

    (17)

    (184)

    (190)

     

    上記調整額に対する法人所得税

     

    35

    37

     

    税引後純利益

    1,760

    1,640

    1,766

    -

    NPATAは、以下に帰属:

    1,777

    1,877

    2,014

     

    - CSL Limitedの株主

    1,777

    1,818

    1,957

    10%

    - 非支配株主持分

     

    59

    58

     

    NPATは、以下に帰属:

    1,760

    1,640

    1,766

     

    - CSL Limitedの株主

    1,760

    1,623

    1,753

    -

    - 非支配株主持分

     

    17

    13

     

    一株当たりNPATA4 2

    3.89

    3.77

    4.06

    4%

    中間配当(米ドル)

    1.04

    1.07

     

    3%


     

    1 すべての数字は、別途記載がない限り、米ドルで表記されています。

    2 CSL株主に帰属します。

    3 恒常為替レート(CC)は為替レート変動の影響を除いて、業績の比較を容易にします。詳細については、CSL202212月を期末とするCSL中間財務諸表(Directors’ Report)を参照してください。

    4 NPATAは、取得した知的財産の減損と償却、企業買収および統合費用、およびその他の取得会計関連の調整を除いた税引後法定純利益(NPAT)と定義されます。

    5 CSLによる所有前で、未監査である2022年上半期の5か月と、2023年上半期の5か月を比較。

    6 オーストラリアに登録住所がある株主には、1株当たりの中間配当1.07米ドル(約1.55オーストラリアドル)が、202345日に支払われます。ニュージーランドに登録住所がある株主には、1株当たりの中間配当1.07米ドル(約1.70ニュージーランドドル)が、202345日に支払われます。為替レートは、2023310日の基準日で固定されます。その他すべての株主には、米ドル建てで支払われます。CSLはまた、株主に対し、米国の銀行口座への直接振り込みにより米ドル建てで配当支払いを受けられる機会も提供しています。

    7 実際の業績がガイダンスと大きく変化しうる主な要因としては、以下が挙げられます:研究開発活動における成功度および実施時期、弊社製品への承認に関する規制当局の決定ならびにラベル表示に関する判断、弊社製品に影響を及ぼす他社の製品開発、新規、既存製品を対象とするマーケティング活動を成功させる能力、製造における問題点あるいは遅延、血漿回収能力、貿易における購買パターンならびに金利、為替レートの変動、製品の製造、流通、価格、払戻、アクセス、または税に影響を及ぼす法制または規制、買収および売却、コラボレーションによる研究活動、訴訟または政府機関による調査、および、所有する特許および他の知的財産権を保護する弊社の能力。

    8 実質的な収益は、取得した知的財産の減損および償却(8,800万米ドル)、企業買収および統合費用、およびその他の取得会計関連の調整を除くように調整されています。

     

    ®  CSL Limitedまたはその関連会社の商標

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    IFRS

    本レポート文書には、IFRS(国際財務報告基準)に準拠した財務情報と、IFRSに基づかない財務情報が含まれています。非IFRSの財務指標とは、関連する会計基準により定義または特定されていない財務指標であり、他社における情報と直接比較できない場合があります。非IFRSの財務指標は、複数の報告期間にわたる情報の比較可能性を高めることで、財務パフォーマンスについて一層の洞察および異なる視点を提供する目的で使用するものです。非IFRSの財務情報は、IFRSに基づく財務情報および指標を参照しながら理解すべきであり、後者を置き換えることを意図したものではありません。非IFRSの財務指標は、監査やレビューの対象となりません。

     

     

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    お問い合わせ先

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