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CSL Limited 2017年度 通期決算発表

Japan — 2017.08.16

CSLが 2017 年8 月16 日(現地時間)にオーストラリアで発表したプレスリリースを日本語に翻訳・編集したものです。内容および解釈は原文(英語)が優先します。
原文掲載:http://www.csl.com.au/






2017年8月16日
2017年通期業績1
CSL、極めて優れた業績を達成


CSL Limited (ASX:CSL; 米国店頭市場:CSLLY)は本日、2017年6月30日を期末とする12カ月の税引き後純利益(NPAT)を13億3,700万ドルと発表しました。基 本NPAT及び1株当たり利益(EPS)は固定換算レート(CC)でそれぞれ24%増、26%増となり ました。

業績の主要項目
 
財務関連
•   収益 69億2,300万米ドル
                 基本収益はCC3で15%増
•   金利・税金前利益(EBIT) 17 億6,900 万ドル
                  基本EBITはCCで23%増
•  NPAT    13億3700万ドル
                  基本NPATはCCで24%増
•  EPS 2.94ドル
                  基本EPSはCCで26%増
•  2017年度の合計配当額4は1株当たり1ドル 36セント、8%増となりました。

事業関連
CSLベーリング
•    免疫グロブリン (Ig) の売上(特殊免疫グロブリンを除く)が CCで16%増 
•    専門領域製品の売上がCCで 20% 増
•    Idelvion® (rFIX-FP) の堅調な需要が、発売後初の通期にも継続
•    CSL 830 (Haegarda®) 、米国食品医薬品局 (FDA)より承認取得
•    Hizentra® 、過去最大規模の神経系疾患に関する臨床試験が完了
•    当期内に 28の血漿採取センターを開設
•    3つの新たなモノクローナル抗体について第I相試験を開始
•    Momenta Pharmaceuticalsとライセンス契約を締結

インフルエンザ(Seqirus)
•    23%に及ぶ堅調な収益の成長(4価ワクチンFLUAD® への移行、及びパンデミッ クワクチン備蓄契約増を反映)
•    ホリースプリングスの拠点において季節性生産高が4倍に増加

コーポレート
•    中国の血漿分画製剤メーカー Ruide社の株式の過半数を取得
•    Moody’s及びStandard & Poor’sよりAグレードの格付けを獲得
•    5億豪ドルの自社株式の買い戻し5 (91%完了済み) 6


CSLの最高経営責任者兼マネジングダイレクターのポール・ペローは2017年度の業績について、次にように述べています。

「CSLは極めて優れた業績を達成しました。この堅調な結果は、当社戦略を厳密に遂行したことによるものです。60ヵ国以上において重篤な症状や希少疾患 を持つ患者さんに革新的な製剤をお届けするという約束を果たした結果、当期も株主をはじめとするステークホルダーの皆様に価値をもたらすことができまし た」

「CSL ベーリングの堅調な業績には、特に重要な2つのマイルストーンの達成が反映されています。Haegarda® のFDAによる承認と、当社の次世代遺伝子組換え血液凝固因子製剤、特に Idelvion® の継続的な拡大です。 Haegarda® は遺伝性血管性浮腫 (HAE)の治療に使われる製剤であり、患者さんの生活をこれまでになく変えることが期待されています。 Haegarda® はHAEの発作を 95% 低減し、救命や発作からの回復のための治療の必要性を減らし、また最初で唯一の 皮下注用製剤です。 その他に力強い成長を示したのが Idelvion® (rFIX-FP)です。発売後最初の通期において Idelvion® はその比類ない特性と患者さんにもたらすことのできるベネフィットによって、血友病B治療の新たな選択肢となりました。患者さんや医師の皆様からの評価は 高く、製品採用状況は極めて良好です。」

また血漿採取センターのネットワークも引き続き拡張しました。CSLは米国と欧州に約180のセンターを擁し、そのネットワークを活用して将来の成長につ なげるという独自の立場を確立しています。これからの1年間においても25~30のセンターを開設する計画です。これは業界でも例のないペースでの拡張で す。
 
Seqirus は着実な進展を続け、複数の新規製品ライセンスの確保や、高収益・成長事業としての基盤を整備するために様々な施策を実施しました。

患者さんとの約束を守り続けるために、2017年には3つの主要な取り組みなど、今後の成長をさらに確実なものにするための取り組みを行いました。

Hizentra のさらなる強化のために、過去最大規模の神経系疾患に関する臨床試験を実施しました。この治験データが、Hizentra® と Privigen® の使用に向けたFDAへの申請の基盤となっています。

加えて1月にはFc多量体たんぱく質の開発に向けてMomenta Pharmaceuticalsと契約を結びました。

またその後、中国の 血漿分画製剤メーカー Ruide社の過半数の株式を取得、世界で最も大きくまた最も動きの早い免疫グロブリン成長市場の1つである中国への進出の足掛かりを築きました。これで 重篤な症状や希少疾患を持つ中国の患者さんにも生命を救うことのできる私たちの製剤を届けられるようになりました。」


見通し(2017営業年度レートに基づく)

CSLの業績見通しについて、ペローは次のように述べています。「CSLベーリングの生物学的製剤には引き続き堅調な需要があり、新規に承認された専門領 域製剤のHaegarda® も市場に大いに受け入られることを期待しています。

血友病関連の市場は今後も進化を続けるでしょう。当社の新世代製品Idelvion® (rFIX-FP) と Afstyla® (rFVIII-SC) は市場において良好な位置付けにあり、供給契約が本暦年に完了することから予想されているHelixate® の売上低下分を相殺する以上の成果をもたらすことが期待されます。

Seqirusの収益力は引き続き改善されるでしょう。

CSLグループの税引後利益は、2017年度には13億3,700万ドルだったのに対し、2018年度には為替の固定レート換算で14億8,000万ドル から15億5,000万ドルの範囲になると見込まれています。」

当社の2018年度の業績予測を行うに当たって、ガイダンスに重大な影響を与える可能性のあるいくつかの重要な要素について、下記の脚注で説明します7  。


資本の運用

自社株買い戻し
2016年10月、CSL は5億豪ドルを上限とする市場自社株買戻しを行うと発表しました。現時点でCSLは約4億5,400万豪ドルで360万株を買い戻しました。これは今回の 買い戻しプログラム予定分の約91%に相当します。2018年度については買い戻しは予定されていません。

債務返済能力の格付け
CSLのバランスシートと債務返済能力は堅調を続けています。EBITDA有利子負債倍率は1.5倍となっています。2017年度の下期にCSLは債務の 多角化及びより幅広い債券市場への進出を目指して債務返済能力の格付けを求め、以下の力強い投資グレードを獲得しました。
•    Moody’s A3、安定的アウトルック
•    S&P A-、安定的アウトルック

資本の運用
2018年度上期に、CSLは同社の資本運用計画の一環として、米国の私募債市場にアプローチし、約6億ドルの資金調達を行う計画です。


詳細情報

CSLの決算内容に関する詳細は、当社4Eステートメント、投資家向け発表スライド及びウェブキャストをご覧ください。いずれも当社ウェブサイト www.csl.com.au に掲載されています。またウェブで医学用語集もご覧頂けます。さらなる詳細については、以下にご連絡ください。


投資家向け:   メディア向け:
Mark Dehring
Jemimah Pentland
Head of Investor Relations Head of Communications, Asia Pacific
CSL Limited CSL Limited
Telephone: +613 9389 3407  Mobile +61 412 635 483
Email: mark.dehring@csl.com.au Email: jemimah.pentland@csl.com.au


®  Trademarks of CSL Limited or its affiliates.





グループ業績

6月末通期決算
(単位:百万米ドル)  
2016 年
6月期

報告値
2016年
6月期
基本8
2017年
6 月期
報告値
2017年
6月期
CC9

変動率
%






売上
 その他収入
総収入
5,909
206
6,115
5,909
206
6,115
6,616
307
6,923
6,688
314
7,002
13%

15%

 



EBITDA (金利・税金・償却前利益) 1,658
1,749
2,048
2,163
24%
減価償却費 (220) (220)
(279)
(285)

EBIT(金利・税金前利益) 1,438
1,529
1,769
1,878
23%
買収に伴う利益
176



支払利息 (58)
(58)
(79)
(80)

税金費用 (314)
(318)
(353)
(371)
 
税引後純利益
1,242
1,153
1,337
1,427
24%






合計配当
1株当たり配当(EPS)
1.26
2.689

2.495
1.36
2.937

3.134
8%
25.6%


******************************************************************
脚注:
1 数値は全て、別途記載のない限り米ドルで表記しています。
2 2016年度の基本業績には、2015年7月31日に取得したノバルティスのインフルエンザワクチン事業関連の単発項目は含まれていません。 
3 固定レート換算によって為替変動の影響を除き、業績を比較しやすくしています。詳細はCSLの財務レポート(Financial Report 2016 – 2017)を参照ください。 
4 オーストラリアの住所が登録されている株主には、 オーストラリアの税制上、最終配当の0.72米ドルが課税前とされ、 オーストラリアドルで1株当たり0.915264豪ドルが(1米ドル=1.2712豪ドルの為替レートで)2017年10月13日に支払われます。ニュー ジーランドの住所が登録されている株主には1株当たり0.986328ニュージーランドドルが(1米ドル=1.3699ニュージーランドドルの為替レート で)支払われます。為替レートには配当金決定日のレートが用いられます。その他の株主は全て米ドルで配当を受け取ります。CSLでは米国銀行口座にて米ド ル建てで配当の支払いを受けるという選択肢も提供しています。
5 CSLは、随時買い戻しを終了する権利を有します。
6  2017年8月16日現在
7 実績に大きな変動を与える可能性のある主な要因として、研究開発活動における成功、規制当局の当社製 品に対する承認の決定および適応に関する決定、当社製品に影響を与える競合の開発、新製品・既存製品を販売する能力、製造面での困難や遅れ、売買様式や金 利および為替レートの変動、製品の製造や物流、価格、償還、市 場アクセス、税に影響を与える法律や規制、買収と売却、研究協力、訴訟または政府の査察ならびに CSLの特許およびその他の知 的所有権を保護する能力などが挙げられます。
8 2015年7月31日のノバルティスインフルエンザワクチン事業関連の単発項目は含まれていません。
9 固定レート換算によって為替変動の影響を除き、業績を比較しやすくしています。詳細はCSLの財務レポート(Financial Report 2016 – 2017)を参照ください。

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日本における連絡先:
CSLベーリング株式会社 -CSLグループ会社、CSLベーリングの日本法人
コーポレートコミュニケーション
電話:03-3534-5735 Fax:03-3534-5864