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CSL BehringのIDELVION、アメリカFDAが承認

Japan — 2016.03.04

CSL Behring が 2016 年3 月4 日(現地時間)に米国で発表したプレスリリースを日本語に翻訳・編集したものです。
内容および解釈は原文(英語)が優先します。原文掲載:http://www.cslbehring.com/


Press Release




CSL BehringのIDELVION®、アメリカFDAが承認--
最大投与間隔14日間で使用できる初めての
血友病B治療用製剤

  • 国際共同治験において、IDELVIONの投与は14日間にわたりトラフ5%を上回る血液凝固第IX因子活性を維持し、年間自然出血率(AsBR)の中央値は0.00であることが示されました
  • CSLベーリングの半減期延長型遺伝子組換え血液凝固第IX因子アルブミン融合製剤であるIDELVIONは、重篤な出血病状を有する血友病B患者さんが充実した生活を送ることができるよう、革新的な生物学的製剤を開発、提供するという会社としてのコミットメントを実現するものです


2016年3月4日 -  ペンシルベニア州キング・オブ・プルシア   CSLベーリング社(本社:米国)は、アメリカ食品医薬品局(FDA)がIDELVION®[血液凝固第IX因子(遺伝子組換え)アルブミン融合製剤]を承認したことを発表しました。IDELVION®  は、新しい半減期延長型の血友病B治療用製剤で、遺伝子組換え血液凝固第IX因子と遺伝子組換えアルブミンを結合したアルブミン融合タンパク製剤です。
IDELVIONは、最長14日間の投与間隔で高い出血予防効果を有す、初めての血液凝固第IX因子製剤です。この投与間隔は75 IU/kgで14日間、トラフ5%を超える高い血液凝固第IX因子活性が維持されたことから承認されました。これにより、定期補充療法に必要な投与回数を減らすことができます。

IDELVIONは、定期補充療法により出血を防ぎ、その出血頻度を低下することが期待できます。出血治療、ならびに周術期の止血管理(手術時)のために、血友病Bを有する小児及び成人に適応されます。12歳以上で、適合する患者さんは、投与間隔を最大14日にすることができます。IDELVIONは(米国では)今月後半に利用できるようになる予定です。

血友病Bは、血液凝固第IX因子の欠乏または機能低下による遺伝性の出血性疾患であり、患者のほとんどが男性です。血友病Bを有する人は、特に筋肉、関節、又は内臓に遷延性、又は特発性の出血が発生する場合があります。アメリカ疾病管理予防センターによると、男性の出生25,000人に約1人の割合で発病します。

「患者さんが出血性疾患を効果的かつ安全に管理することを支援するために、医師はより多くのオプションを必要としています。その意味で、血友病B治療のための半減期延長型遺伝子組換え血液凝固第IX因子製剤の承認は極めて重要です」と、IRCCSマジョーレ大学病院、ミラノ(University of Milan/IRCCS Maggiore Hospital)の臨床及び実験血液学部(Medical School of Clinical and Experimental Hematology)教授であり、PROLONG-9FP臨床試験の主任研究者であるエレナ・サンタゴスティーノ医学博士(Elena Santagostino, M.D., Ph.D.)は述べています。「最大14日間の投与間隔が可能である唯一の遺伝子組換え血液凝固第IX因子製剤であるIDELVIONにより、患者さんの血液凝固第IX因子活性が長い期間維持できます。これにより、定期補充療法は必要とするが、それにより活動的な生活が阻害されることを望まない患者さんにとって重要な要素となる頻回の投与から、患者さんはより自由になることができます。」

IDELVION
の承認は、PROLONG-9FP 臨床試験の結果に基づくものです。PROLONG-9FPには、血友病B(血液凝固第IX因子レベル≤ 2%)を有する小児及び成人(1~61歳)においてIDELVIONの安全性と有効性を評価する、第I 相から第III相の非盲検多施設共同試験が含まれます。

IDELVIONはより長い期間にわたり5%を超える血液凝固第IX因子活性を維持するため、血友病B治療に大きな影響を与える可能性があります。これにより、優れた出血管理ができるようになります」と、CSL社の最高研究責任者(CSO)兼研究開発統括ダイレクターであるDr.アンドリュー・カスバーソン(Andrew Cuthbertson)は述べています。「IDELVIONは、CSLの革新的な遺伝子組換え血液凝固因子製剤開発プログラムのなかで、FDAによる承認を受けた最初の製品です。出血性疾患領域の製品ポートフォリオは拡大しており、そこに新たな製剤が加わったことを嬉しく思います。そして何より、IDELVIONによる治療が血友病B患者さんの生活に良い影響をもたらすことを期待しています。」

PROLONG-9FP臨床開発プログラムについて
PROLONG-9FP臨床開発プログラムにて得られたデータから、IDELVION®  の予防的投与を受けた患者の年間自然出血率(AsBR)の中央値が0で、血液凝固第IX因子活性が5%を上回ることが示されました。世界血友病連盟によると、血液凝固第IX因子活性が5%超(および50%未満)である患者は軽度の血友病とみなされます。この結果は、14日間投与と7日間投与の両方で得られています。オンデマンド療法のデータからは、出血の94%が1回の投与でコントロールされ、99%が1回または2回の投与でコントロールされたことが示されました。臨床試験で最も多くみられた副作用は頭痛でした。PROLONG-9FP臨床開発プログラムにて得られたデータは、米国血液学会発行のBlood 誌に最近掲載されました。

IDELVION®  について
IDELVION®  は、遺伝子組換えアルブミンとの遺伝子融合により、遺伝子組換え血液凝固第IX因子の半減期を延長することを目的としてCSLベーリングが開発したものです。CSLベーリングは、生物学的半減期が長いことから、遺伝子組換えアルブミンを血液凝固因子タンパク質の遺伝子融合パートナーとして選択しました。

IDELVION®  はカナダで既に承認されています。欧州医薬品庁ヒト用医薬品委員会(CHMP)は最近、欧州連合内でのIDELVIONの販売承認を推奨しました。また、オーストラリア、スイス、日本の規制当局は現在、CSLベーリングによるIDELVIONの承認申請を審査中です。

IDELVIONの全処方情報等の詳細については、http://labeling.cslbehring.com/PI/US/Idelvion/EN/Idelvion-Prescribing-Information.pdfをご参照ください。CSLベーリングにて開発中の血友病治療のための遺伝子組換え製剤に関する詳細については、http://www.cslbehring.com/products/bleeding-disorders/novel-recombinant-hemophilia-treatmentsをご参照ください。

重要な安全性情報
遺伝子組換え血液凝固第IX因子アルブミン融合タンパク製剤(rFIX-FP)であるIDELVION® は、血友病B(先天性血液凝固第IX因子欠乏症)の小児患者および成人患者を対象に、以下の目的での使用が適応とされています。
• オンデマンドでの出血エピソードのコントロールおよび予防
• 周術期の止血管理
• 出血エピソードの発生頻度を抑制または低下させるための日常的な定期補充

血友病B患者に対する免疫寛容導入のためにIDELVIONを使用することは適応外となります。

IDELVIONは、ハムスタータンパク質等、製品やその成分に対する生命を脅かす過敏症の既往のある患者には禁忌とされています。

IDELVIONは静注用製剤です。IDELVIONは、自己投与か、医療従事者または血友病治療センターによる訓練を受けて承認された介護者による投与が可能です。小児患者に対しては、体重1 kgあたりの用量や投与回数を増やすことが必要となる場合があります。

アナフィラキシー等の過敏症反応が発現する可能性があります。自己投与を行う患者には、血管浮腫、胸部絞扼感、低血圧、全身性蕁麻疹、喘鳴、呼吸困難等の過敏症症状が発現した際には直ちに報告するよう勧めてください。症状が発現した場合は、IDELVIONの投与を中止し、適切な治療を行ってください。

IDELVIONに対する中和抗体(インヒビター)が発生する場合があります。血漿中の血液凝固第IX因子活性が予測値に達しない場合、または適切な用量にて出血がコントロールされない場合は、検査を行って血液凝固第IX因子に対するインヒビターの濃度を測定してください。血液凝固第IX因子活性検査の結果は、使用した活性化部分トロンボプラスチン時間測定用試薬の種類によって異なる場合があります。

血液凝固第IX因子含有製剤を使用すると、血栓塞栓症(肺塞栓症、静脈血栓症、動脈血栓症等)が発現する可能性があります。さらに、血液凝固第IX因子に対するインヒビターを有しかつ血液凝固第IX因子にアレルギー反応を有する血友病B患者では、免疫寛容導入後にネフローゼ症候群が発現したと報告されています。

臨床試験で最も多く報告された副作用(発現率≧1%)は頭痛でした。

CSLベーリング(CSL Behring、本社米国)について
CSL ベーリングは、生命を救うという約束により動かされている生物学的製剤のグローバル企業です。患者さんのニーズを満たすために、最新のテクノロジーに基づき、血液凝固疾患、原発性免疫不全症候群、遺伝性血管性浮腫、遺伝性呼吸器疾患、神経系疾患などの治療に使われる革新的な製剤を開発、提供しています。また、CSL製品は心臓手術、臓器移植、やけど、新生児の溶血にも使われます。

CSLベーリングは、世界でも最大規模の血漿採集ネットワークを有するCSLプラズマ(CSL Plasma)を運営しています。親会社のCSL(CSL Limited 、ASX:CSL)は、オーストラリアのメルボルンに本拠を置き、30ヵ国以上で従業員16,000名以上を擁しています。詳細はウェブサイトをご覧ください。www.cslbehring.com

 

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Greg Healy
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Greg.Healy@CSLBehring.com

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