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CSL Limited 2015/16年度上半期業績発表

Japan — 2016.02.16

CSLが 2016 年2 月16 日(現地時間)にオーストラリアで発表したプレスリリースを日本語に翻訳・編集したものです。内容および解釈は原文(英語)が優先します。原文掲載:http://www.csl.com.au/





2016年2月16日

2016半期決算(訳注:2015年7-12月期)
CSL著しい好業績

                     • 血漿分画製剤領域すべてにおいて2桁の売上増
                     • 新施設からPrivigen® を初めて出荷
                     • Seqirus(セキーラス)設立、世界第2位のインフルエンザワクチン製造企業に



CSL Limited(ASX:CSL; 米国店頭市場「CSLLY」)は本日、2015年12月31日を期末とする6ヵ月の税引後純利益(NPAT)について、前年同期比2700万米ドル増(4%増)の7億1900万米ドルと報告したことを発表しました。1株当たり利益(EPS)は9%増でした。昨年買収したノバルティスのインフルエンザワクチン事業に関連する特別経費調整後、差引後1 NPATは固定レート換算2で7%増、EPSは12%増でした。

主要項目
 
財務関連
•  売上高 30億5,600万米ドル、前年同期比11%増    
                  特別経費調整後、固定レート換算9%増2
•  NPAT 7億1,900万米ドル、前年同期比4%増
                   特別経費調整後、固定レート換算 NPAT 7%増
•  1株当たり利益1.55米ドル、前年同期比9%増
                   特別経費調整後、固定レート換算12%増
•  営業キャッシュフロー 7億500万米ドル、前年同期比8%
•  中間配当3   1株当たり0.58米ドル、豪税引前、支払期日2016年4月15日
                   豪ドル換算での中間配当は、1株当たり約0.81豪ドル増、前年同期比約10%増.

事業関連
•  製品ポートフォリオ    
                  血漿分画製剤関連領域すべてで売上が2桁増 
                  CSL 654 (rIX-FP) – 米国と欧州で承認審査中 
                  CSL 627 (rVIII-SC) – 米国で承認審査中 
                  Respreeza® 欧州で承認取得 
                  CSL 362 (AML) – ライセンス供与先(ヤンセン)が第II相試験を開始
                  CSL 112 (rHDL) – 第IIb相試験の登録完了
•  事業
                  オーストラリア、ブロードメドウズのPrivigen® 新製造施設が米国食品医薬品局(FDA)によりに承認
              ・ Privigen®、2015年12月に初出荷
                  ロシアに新営業所開設 
•  インフルエンザ
                  ノバルティスのインフルエンザワクチン事業の買収を完了
                  "Seqirus”立ち上げ – 世界第2のインフルエンザワクチンメーカー
                  FLUADTM が米国FDAにより承認
                  4価インフルエンザワクチン – 規制当局による承認審査中
•  資本の運用
                  10億豪ドルの自社株買戻し4進行中
                   約5億米ドルの私募債発行完了
                   新規に12億5,000万米ドルの銀行借入を交渉

「CSLの2016年上半期の著しい好業績は、当社の血漿分画製剤関連領域のすべてにおいて売上が2桁増となったことによります」とCSLの最高経営責任者兼マネジングダイレクターのポール・ペローは述べています。「特に免疫グロブリン製剤の需要が高く、皮下注用免疫グロブリン製剤ハイゼントラ® は31%の伸び、静注用免疫グロブリン製剤Privigen®  は13%の伸びを示しました。」

「今年CSLは、1916年にオーストラリア国内で血清、抗毒素製剤、ワクチンの供給体制を整備するために創立されてから100周年を迎えます。当時とは組織も大きく変わりました。今日、CSLは生物学的製剤で高い評価を受け成長を続けるグローバルリーダーとなり、世界中の患者さんのために革新的な製剤を開発、提供しています。当社のインフルエンザワクチン事業部門Seqirusは、幅広い製品ポートフォリオを備え、国際的な販売網および製造拠点を北半球、南半球の双方で有しています。全体としてCSLは、持続可能な成長のためのポジションを保つことにより、ステークホルダーの皆さまにこれからも価値をお届けしていきます。」 


見通し

CSLの見通しについて、ポール・ペローは以下のとおり述べました。「2016年はCSLにとって期待に満ちた年になります。新しい遺伝子組換え血液凝固因子製剤が現在審査中で、承認を待っています。これらの製剤を今年度後半には上市する計画です。これらの製剤を発売し、市場導入を支えるために、コマーシャル部門への投資を行っています。また、研究開発パイプラインと、要となる製造能力にも投資を継続し、需要の増加に確実に対応していきます。この追加費用や、激しい市場競争を踏まえても、固定レート換算で2016年度通期利益成長率5%をあらためて指標として確認できます。」

ポール・ペローは続けて以下のとおり述べました「この業績予想は、ノバルティスのインフルエンザワクチン事業買収に伴う特別経費を含んでいません。当財務年度に約9,000億米ドルから1億2,000万米ドルの範囲で損失を計上することになると予想しています。しかし、買収取引は完了しており、事業統合をすすめ業績を好転させるために、数年度にわたる重要戦略が既に開始されています。」

グループの1株当たり利益の伸びは、継続中の資本運用活動により、利益の伸びを上回ると予想しています。

2016年6月30日を期末とする営業年度の財務予想において業績に重大な影響を与える可能性のある主な要因について、下記の脚注5 に示します。


事業レビュー

CSLベーリング の売上は、25億米ドルで、固定レート換算で前年同期比10%の伸びでした。

免疫グロブリン 製剤  の売上は、11億8,100万米ドルで、固定レート換算で前年同期比13%の伸びでした。

静注用免疫グロブリン製剤 (IVIG) の売上は、Privigen® への高い需要に支えられ、前年同期比13%の伸びでした。Privigen® は欧州での適応が拡大し、特にフランスとイギリスで慢性炎症性脱髄性多発神経炎 (CIDP) の治療に用いられるようになったことが成長を支えました。米国でも、専門調剤領域での売上が好調でした。

皮下注用免疫グロブリン製剤、Hizentra® の売上は、米国と欧州での売上が牽引して、固定レート換算で31%の伸びでした。Hizentra® による新規の投与開始と、IVIGからの切替えが、主な成長要因となりました。

アルブミン製剤  は世界的に需要が伸びており、売上高3億7,600万米ドル、固定レート換算で10%増でした。中国では、(主要都市に続き)第2、第3群の都市での浸透がすすみ、好業績が続きました。

血友病関連製剤  の売上は、5億900万米ドル、固定レート換算で2%増でした。血漿由来血友病関連製剤の売上は、ポーランド、ロシアなど欧州諸国でBeriate® 供給の 入札に成功したことにより、13%増となりました。米国におけるHumate® の堅実な伸びは、外科および免疫寛容療法での使用拡大によるものです。Biostate® の売上は、ドイツ、フランス、およびイギリスで伸びました。遺伝子組換え血漿凝固第VIII因子製剤 Helixate®  の売上減により、血漿由来製剤の伸びが相殺されました。これは、新世代の遺伝子組換え血液凝固第VIII因子製剤の市場参入で競争が激化したためです。

専門領域製剤  の売上は、4億6,600万米ドルで、 固定レート換算で14%増でした。 Kcentra® (4 因子プロトロンビン複合体濃縮製剤)は、販売促進とブランド認知が進んだことにより、米国で特に好調でした。
Respreeza® は、欧州で販売承認が得られたことにより、ドイツで上市され、今年後半には他の欧州諸国でも展開する計画です。Respreeza® は、重症のα1-アンチトリプシン欠乏症患者の維持療法で、気腫の進行を遅らせることがわかっています。

長期投資  により、さまざまな製剤の将来需要を満たすため、複数の製造拠点において施設拡張プログラムを継続させています。12月、取締役会はスイス、レングナウにおいて遺伝子組換え血液凝固因子製剤の商業規模生産用の新製造施設の建設に投資することを承認しました。また、同じく12月、Privigen がオーストラリアのブロードメドウズに所在する製造拠点の新製造施設から初めて出荷されました。同拠点においてアルブミン新製造施設の建設もすすんでいます。ドイツのマールブルグでは、充填包装設備の増強を含む新品質管理施設がまもなく完成します。米国のカンカキーでは、重要な分画施設の建設が順調に進んでいます。

Seqirus の売上は、CSLの子会社bioCSLとノバルティスのインフルエンザワクチン(NVS-IV)事業が統合し、CSLの新しい事業部門Seqirusとして設立されてから初めて、5億1,900万米ドルと報告されました。2015年7月31日、NVS-IVを取得し、Seqirus は世界第2位のインフルエンザワクチンメーカーになりました。Seqirusのインフルエンザワクチンの売上は、北半球での流行が穏やかだったことから影響を受けました。

CSL の知的所有権収入は、6,400万米ドルで、固定レート換算で前年同期比29%減でした。前年同期の収入には、急性骨髄性白血病患者の治療に使用されるCSL362の開発、商業化に対する、CSLのライセンシー、ヤンセン・バイオテックからの支払いが含まれていました。

資本の運用

自社株買い戻し
2015年10月、 CSLは10億豪ドルを上限とする市場自社株買戻しを行う意向があることを発表しました。オーストラリア証券取引所上場規則に基づき、この買戻し6 には、完了までに12ヵ月の期間が設けられています。今日まで、CSLは意図した買戻しプログラムの約24%に当たる約240万株を2億3,500万豪ドルで買い戻しました。

CSLのバランスシートは、現在も非常に健全な状態であり、負債比率もあまり高くありません。2015年12月31日現在における現金および現金等価物は、総額10億9,200万米ドルでした。

2016営業年度上半期、CSLは総合債務管理プログラムの一環として私募債市場から約5億米ドル相当を調達しました。CSLはまた総額12億5,000万米ドルにのぼる満期5年の大口ファシリティについて銀行と再交渉しました。

CSL取締役の変更

Dr Megan Clark AC が2016年2月16日付で取締役に就任します。詳しくは、別途ASX発表でお知らせいたします。

CSLの決算内容に関する詳細は、当社4Dステートメント、投資家向け発表スライドおよびウェブキャストをご覧ください。いずれも当社ウェブサイトwww.csl.com.au  に掲載されています。医療用語の説明についてもウェブサイトでご覧いただけます。



さらなる詳細については、以下にご連絡ください。

投資家向け:   メディア向け:
Mark Dehring      Sharon McHale   
Head of Investor RelationsHead of Public Affairs
CSL Limited CSL Limited
Telephone: +613 9389 3407 Telephone: +613 9389 3425
 Mobile +614 0997 8314 
Email: mark.dehring@csl.com.au Email: sharon.mchale@csl.com.au 



グループ業績
米ドル 

12月末6ヶ月決算
(単位:百万米ドル)
Dec
2014

報告値
Dec
2015

報告値
Dec
2015

NVS-IV7
Dec
2015
差引後8
Dec 2015
Underlying8
固定レート
換算#
Change
%
       
売上
 その他収入
総収入
2,744
96
2,841
3,056
80
3,136
294
4
298
2,762
79
2,838
2,996
79
3,075
9.2%

8.2%
       
EBITDA(金利・税金・償却前利益)969848(112)9601,0538.7%
       
減価償却費91102993102 
EBIT(金利・税金前利益)878746(121)8679528.3%
       
買収による利益 176176   
支払利息(受取利息)212712626  
税金費用1651765171188 
当期純利益692719506697386.6%
       
中間配当(米ドル)
基本EPS(US$)
0.58
1.43
0.58
1.55
  
1.59

12%


(#)  固定レート換算では、比較しやすいように、為替レートの影響を除いて業績を示します。これは、3つの部分から成ります。すなわち、(a) 米ドル建て以外のグループ内企業の当期純利益を、前年同期に適用されたレートで換算(「換算通貨の影響」) (b) 為替レート変動により影響された、グループが計上した主要な取引を、前年同期に発生していたらその取引に適用されたはずのレートで換算(「取引通貨の影響」)、および (c) 当年度外貨損益を調整するものです。換算通貨の影響と取引通貨の影響、および外貨損益を合わせたもので、業績を計上する際に調整します。

NPATの概要
税引後純利益        718.8百万ドル
換算通貨の影響 (a)      64.8百万ドル

取引通貨の影響 (b)           (9.8百万ドル)
外貨損益 (c)                  13.7百万ドル
固定レート換算の税引後純利益 *787.5百万ドル

(a) 換算通貨の影響 $64.8m
(12月15日/12月14日までの6カ月間に)主要通貨の計算に用いられる平均為替レートは以下のとおり。 USD/EUR (0.91/0.77); USD/CHF(0.97/0.93)

(b) 取引通貨の影響 ($9.8m)
取引通貨の影響は、該当する前年同期の為替レートを参照して計算します。計算に関しては、CSLグループ内部(メーカーから販売会社など)の売上と外部(最終顧客へなど)の売上の両方、そしてそれぞれの取引に適用された為替レートを考慮します。



売上の概要
最終売上             3,056.3百万ドル
通貨の影響                         234.0百万ドル
固定レート換算の売上 *   3,290.3百万ドル
NVS-IV 売上差引後         294.6百万ドル
調整後営業売上 @ CC   2,995.7百万ドル


* 固定換算レートの税引後純利益と売上は、オーストラリア監査基準に基づく監査・確認を受けていません。


®, TM  CSL Limited とその関連会社の商標です。

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脚注:
1 差引後の数字は、ノバルティスのインフルエンザワクチン事業(NVS-IV)に関連する特別経費を除外したものです。
2 固定レート換算では業績を比較しやすいよう為替レートの影響を除きます。詳細は末尾の注(#)をご覧ください。
3オーストラリアの住所が登録されている株主には、配当は豪ドル建てで81.4726豪セント(為替レート1.4047豪ドル/1米ドル)、ニュージーランドの住所が登録されている株主には、配当はニュージーランドドル建てで0.874234 ニュージーランドドル(為替レート1.5073ニュージーランドドル/1米ドル)で支払います。使用する為替レートは、配当決定日のものとします。その他の株主には米ドル建てで支払います。ASXがT+2 決済サイクルに移行する意図を発表したため、中間配当の権利落ち日は2016年3月23日です。(前回案内2016年3月22日)
4CSLは随時買戻しを 延期または終了する権利を有します。
5業績に大きな変動を与える要因として、研究開発活動における成功、規制当局の当社製品に対する承認の決定および適応に関する決定、当社製品に影響を与える競合の開発、新製品・既存製品の販売能力、製造面での困難や遅延、市場取引パターン、金利および為替レートの変動、製品の製造、流通、価格、償還、市場アクセス、税に影響を与える法律や規制、訴訟または政府の査察、ならびにCSLの特許その他の知的所有権を保護する能力などが挙げられます。
6CSLは、随時買戻しを延期または終了する権利を有します。
7 2015年7月31日付で、ノバルティスのインフルエンザワクチン事業を買収
8 差引後の数字にはノバルティスのインフルエンザワクチン事業(NVS-IV)に関する特別損益を含みません。



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日本における連絡先:
CSLベーリング株式会社      
    -CSLグループ会社、CSLベーリングの日本法人
コーポレート コミュニケーション
電話:03-3534-5735 Fax:03-3534-5864